能津みらいづくりプロジェクト

能津みらいづくりプロジェクトとは

4年後園児が0人に。透明度日本一の仁淀川流域能津地区を活性化!

高知県の中西部を流れる透明度5年連続日本一の「仁淀川」が流れる地域

私たちの暮らす能津地区は、高知市から約30分、

近年「仁淀ブルー」「奇跡の清流」と呼ばれ多くの人々が訪れる場所にあります。

能津地区は美しい仁淀川が流れる流域にあり、

子どもからお年寄りまで、地区の運動会にはみんなが集まる昔ながらの田舎地区。

この能津地区は、鴨地・長畑・宮ノ谷・本村・大花・名越屋・柱谷の7つの地区で形成されています。

ですが、地域の過疎化・少子高齢化は、このエリアでも例外なく重要課題になっています。

現在、能津地域の人口は約430人(2019年4月)

地区にある小学校は2020年時点で生徒13人、保育園は11人と少人数です。

人口が増える見込みはなく、

『あと4年もすれば、保育園から子どもたちが居なくなってしまう』

という問題に直面しています。

未来のために、子どもたちのために、 能津地区のみらいづくりをはじめよう。

地区の有志が集まり、能津地区の現状について話し合いしました。

深刻な過疎化、地域から子供達がいなくなってしまうという状況を解決するには、

地域の人たちがより豊かに暮らし続ける事ができ、地域交流をきっかけにして、能津に移住してくれる人を多く増やすこと
地域内外の方たちとの交流をもっと盛り上げていくこと

この2つの対策が早急に必要だという結論が出ました。

そして2019年4月、みんなで何度も話し合った末に、「日高村能津地区振興計画」を策定。

同年10月、『能津みらいづくり協議会』が発足。

能津地区を活性化させるためには、より多くの人に能津地区に移住してもらう必要があります。知名度の少ない能津地区を移住先として選んでもらうためには、様々な取り組みが必要です。

そこで私たちは以下の3つの事業を基本とし、「地域住民を増やし、自然の中で豊に暮らせる地域づくり」を進めていきます。

  • 移住者を受け入れるための住宅整備や環境づくりを行う住民事業
  • 能津地区住民の生活サービスを向上させるための生活事業
  • 能津地区を知ってもらい、交流人口を増やすための観光事業
“未来生まれる笑顔つながる”日高村能津をスローガンに、具体的な目標として以下の2つを掲げました。
  • 2023年度保育園の園児を15人以上小学校生徒25人以上に
  • 2023年度集合住宅10世帯30人 建設整備 2023年度までに移住者10世帯30人

地域の保育園や小学校に 子どもたちの楽しそうな笑い声が響き、地域に住む人々も 帰ってきた人々も 移住してきた人々も

みんながずっと暮らし続けたい、 そう思えるみらいづくりを目指します。

事業目標達成への今後の計画

知る、観る、好きになる、住みたくなる。

「子どもを増やそう」と言っても難しい現状があり、

私たちは段階的な展開が必要だと思っています。

①能津を知ってもらう

②実際に訪れてもらう

③ファンになってもらう

④住んでみたくなる

交流人口が増えなければ、この能津地区を知ってもらうことができません。

まずは能津地区の「モノ」「人」「自然」「暮らし」をたくさんの方々に知っていただきたいと思っています。

>>能津の魅力について知ってみる

国・県・自治体と連携した事業の具体的な取り組み内容

能津みらいプロジェクトの事業は国・県・自治体と連携して運営する「集落活動センター」を活動拠点とします。

集落活動センターとは?
「集落活動センター」とは、地域住民が主体となって、地域外からの人材も受け入れながら、旧小学校や集会所などを拠点に、それぞれの地域の課題やニーズに応じて、生活、福祉、産業、防災といった様々な活動に総合的に取り組む仕組みです。
集落活動センターとは|えいとここうち

  • 移住相談窓口や住民サービス
  • カフェテリア
  • 地域商品販売
  • 地域商品販売サイト
  • 多目的スペース
  • 観光事業

といった内容の事業を運営予定です。

集落活動センターは2021年1月の開業を予定しています。

>>集落活動センターミライエの詳細についてはこちら

2020年の主な活動内容

現在の能津地区の一番の課題となっているのはやはり「知名度の低さ」です。

そのため、まず1年目はより多くの人に能津を知って、来てもらうための「観光事業」に注力して事業を進めていきます。

この3つの事業について詳しくご紹介します。

能津の観光事業①:自然を楽しめる観光プログラムの提供

能津を知ってもらうための楽しめる観光プログラム

能津が取り組む事業の中でも観光事業は特に力を入れていくべき事業となります。

能津の人口を増やすためには、まず知ってもらうこと。

そのためには、多くの人が楽しめる観光プログラムを作り、能津を知ってもらうことを目指します。

奇跡の清流と呼ばれる仁淀川では、屋形船やカヌー、SUPといった

川を楽しむアクティビティが盛んです。

能津地区でも仁淀川を生かしたアクテビティを多くの方に楽しんでいただきたいと思っています。

バギーでの仁淀川流域ツアーや、カヤックツアーをメインとした事業を

「NOZU ADVENTURE TOURISM」

として運営し、多くの皆さんに仁淀川を楽しめる観光ツアーを提供していきます。

4輪バギーを活用したツアーは、仁淀川流域の観光スポットや、特産品でもある生姜や文旦などの畑を回るツアー・仁淀川の支流をめぐるコースなど、非日常体験ができる内容を計画しています。

NOZU ADVENTURE TOURISMは、6月の営業開始を予定し、準備を進めています。

>>NOZU ADVENTURE TOURISMの詳細

観光事業への取り組みが地域防災の体制づくりに繋がる

NOZU ADVENTURE TOURISMが行う観光事業は

地域防災の体制づくりとしての役割も合わせ持ちます。

高知県は台風の被害も多く、仁淀川の氾濫など、過去に何度も災害に見舞われてきました。

豪雨で水位が上がった仁淀川:名越屋沈下橋

河川氾濫による水害や、山間部の山崩れなどがあります。

高齢者の一人暮らしも多く、災害時には様々な救助活動が考えられます。

そんな時にも観光のボートやバギーの活用を想定し、準備を進めています。

また、能津地区には能津消防団があり、団員もこの事業に関わっています。

いざと言う時の救助や災害時の対応にも団員が活動しています。

能津の観光事業②:地域の食材を使ったカフェテリア運営

日高村は、トマトの名産地。

「オムライス街道」などのグルメイベントなども有名です。

ですが、能津地区には飲食店がなく、地域住民から「飲食店が欲しい」という声は以前から出ていました。

そこで、集落活動センター内にカフェテリアを設置することを計画しています。

このカフェテリアは地域住民の憩いの場となることはもちろん、

地域外からも多くの人を呼べる、観光資源となります。

日高村が取り組む「まるごとイタリアンプロジェクト」に合わせ、イタリアンを中心としたバイキングメニューやテイクアウトメニューを提供することを計画中。

食材は地域住民が育てる野菜や特産品などを利用し、地域の特色を出せるカフェテリアとして運営します。

カフェの名前はミライエ キッチン。イタリア語で岸辺を意味します。

地域の食材を皆様に楽しんでもらえるよう、専門家のアドバイスも受けながらメニューを検討中です。

能津の観光事業③:能津の特産品や野菜を販売する物販エリア運営

集落活動センターには「ミライエ マーケット」という物販コーナーも設置されます。

能津地域の特産品や野菜たちを販売する直販所や、仁淀川流域のセレクト商品などをラインナップしていく予定です。

地域の方々の生活の利便性向上に役立つことはもちろん、地域外の人が訪れた時に、能津の特産品・能津ならではの商品が手に取ってもらえる場所になります。

インターネットを活用してより幅広く知ってもらう

また、この取り組みをより多くの人に知ってもらえるよう、インターネットを活用した特産品販売も計画しています。

次年度以降の観光事業の取り組み計画:キャンプ場整備

そのほかにも、錦山公園を再開発し、グランピングが楽しめるキャンプ場の整備計画も進んでいます。

錦山公園は、日高村にある自然豊かな山。高知県出身の有名な植物学者、牧野富太郎が日本で初めてドウダンツツジを発見したのもこの錦山です。

錦山公園は現在、珍しい植物が見られるスポットとして散策に来られる方もいますが、まだまだ全国的には知名度が低く、有効活用もされていない状態です。

そこで、自然を満喫できる人気のキャンプスタイル、グランピングと掛け合わせた錦山公園の再開発を計画中。2023年の春の開業を目指し、準備をしています。

能津地区は、地域活性に本気で取り組みます!

まずは観光事業を軸とした、能津の知名度アップが最重要課題となります。

そして移住希望者の受け入れ・能津地区民への住民サービスの向上などにも取り組みます。能津に人を増やすだけではなく、よりよい地域となるように、本格始動を始めます。

能津を知らない人も、知っている人も、ぜひ能津地区にまずは訪れてみてください!